はじめに
最近、大学生の息子たちが腸活やグルテンフリーに興味を持ち始め、家族全員でみそ汁を楽しむ機会が増えています。そこで、手軽に作れる「みそ汁の素」のレシピと、味噌の健康効果についてご紹介します。
簡単みそ汁の素のレシピ
材料
- 味噌:ひかりみその円熟こうじみそ750g
- 顆粒だし:60g
- 煮干し粉:60g
- カットわかめ:20g
作り方
上記の材料を全て混ぜ合わせます。耐熱ガラス容器に移し、冷凍庫で保存します。使用時は、スプーンですくってみそこしで溶くだけで完成です。ポイント: 味噌は冷凍しても凍らないので、いつでも使いやすいです。
実際に飲むときはもずくやニンニク、ねぎを入れるとさらにパワーアップです。
味噌の健康効果
1. 腸内環境の改善
味噌は発酵食品であり、腸内環境を整えるのに非常に効果的です(※1)。以下の理由から、味噌汁が腸活に役立ちます
プロバイオティクス効果
味噌に含まれる乳酸菌が腸内の善玉菌を増やし、腸内フローラを整えます(※2)。
消化を助ける酵素
発酵過程で生成される酵素が消化を助け、腸の働きを活発にします(※3)。
2. 栄養価の高さ
味噌にはビタミンやミネラルが豊富に含まれており、健康維持に必要な栄養素を効率的に摂取できます(※4)。
3. 生活習慣病予防
味噌に含まれるイソフラボンやレシチンは、コレステロールの吸収を抑制し、生活習慣病の予防に寄与する可能性があります(※5)。
みそ汁の塩分について
みそ汁の塩分摂取を心配する声もありますが、適量を守れば健康的な飲み物です。
1日の塩分摂取目標: 男性8g、女性7g(※6)
みそ汁1杯あたりの塩分: 約1g(※7)
バランスの取れた食事の一部として楽しむことで、過剰な塩分摂取を避けることができます。
まとめ
味噌汁は手軽に作れて栄養価も高く、家族全員で楽しめる健康的な一品です。腸活のメインとして、ぜひ毎日の食事に取り入れてみてください。
参考文献
※1.日本味噌協会. "味噌の栄養と機能性"
※2.渡邊敏明. (2018). 発酵食品と腸内細菌. 日本醸造協会誌, 113(4), 202-209.
※3.小崎道雄. (2015). 発酵食品の機能性と健康. 日本食品科学工学会誌, 62(4), 159-165.
※4.文部科学省. "日本食品標準成分表2020年版(八訂)"
※5.厚生労働省. "日本人の食事摂取基準(2020年版)"
※6.日本高血圧学会. "高血圧治療ガイドライン2019"
※7.日本栄養士会. "みそ汁の塩分"