辛い時こそ笑い飛ばす。これ、科学的にも精神的にもとても効果があるようです。思わぬ困難に直面したとき、気持ちが沈んでいくのを感じながらも笑ってしまった瞬間を経験したことはあるかもしれません。
そんなとき、なんだか気持ちが少し楽になった気がしたことありませんか?今日は「辛い時こそ笑い飛ばす」笑顔の効果について、5つの理由を綴ってみました。
「辛い時こそ笑う」笑顔の効果、5つの理由
1. ストレスの軽減
笑うことでストレスを軽減する効果があります。例えば、仕事で大きなミスをしてしまい落ち込んでいた時、仲間と食事をしたり、お酒を飲んだりして笑い飛ばすことで心が軽くなった経験はないでしょうか。
笑うことで脳内のエンドルフィンを増加させ、リラックス感を生むことでストレスを和らげる助けとなるそうです。また、深呼吸を伴う大笑いは、緊張していた体の筋肉をほぐし、ストレス解消につながります。笑うことは自然で簡単なストレス対策なのです。
2. 免疫力の向上
笑うことは免疫細胞の数を増やし、免疫力を向上させる効果があるとされています。例えば、日本笑い学会による研究によれば、大笑いすることでナチュラルキラー細胞(NK細胞)の活動が活発になり、ウイルスやがん細胞に対する防御力が高まることが分かっています。
具体的には、笑いを取り入れたセラピーに参加した高齢者のグループが、笑いを取り入れないグループに比べて風邪を引く頻度が低くなったという報告もあります。
病院で患者にコメディ映画を見せることで、回復が早まったというケースもあり、笑いが免疫系にポジティブな影響を与えることが実証されています。体が弱っているときこそ、楽しい映画やコメディ番組を見ることで、自然に免疫力が高まります。
3. リラックス効果
笑うことで、体全体がリラックスするという効果もあります。例えば、ある研究では、日々の生活で笑う時間が多い人ほど筋肉の緊張がほぐれやすく、リラックスした状態を保てることが示されています。
深い笑いをすると、血流が良くなり、緊張していた筋肉が自然と和らぎます。特に、長時間の会議やプレゼン前の緊張した状態で軽いジョークを交わしたり、面白いエピソードを思い出したりすることで、自分自身をリラックスさせる効果を実感できるでしょう。
4. ポジティブになる
辛いときでも笑うことで、心がポジティブな方向に向かうことができます。例えば、失敗続きでどうしようもない時に、友達のちょっとした冗談で笑えた瞬間、気分がふっと軽くなり、またやってみようという前向きな気持ちが湧いたり。
笑いは、苦しい状況でも希望を見つけ出す手助けをしてくれます。そして、笑うことで「なんとかなる」と感じる力が湧いてくることで、次の行動を起こす原動力となるのです。
5. 自己肯定感が上がる
笑うことは自己肯定感を向上させる効果があります。例えば、プレゼンで失敗して落ち込んでいる時、同僚と笑い合うことで「自分にはまだ余裕があるんだ」と感じられ、自分を認める気持ちが湧き上がってくることがあります。
笑うことで、自分の中にポジティブなエネルギーが生まれ、それが他者との共感を生むことで、さらに「自分はここにいていいんだ」と感じることができます。結果として、自己肯定感が上がり、目の前の困難に対しても立ち向かう力に変えることができます。
笑う門には福来る-古くからの知恵
「笑う門には福来る」という言葉、皆さんも耳にしたことがあると思います。これは、「笑いの絶えない家には幸せが訪れる」という意味です。実際、ポジティブなエネルギーを持つ人の周りには、人も幸運も引き寄せられます。いつもニコニコしてる人には自然と人が集まってきますよね。
私たちはついつい日常に忙殺され、、笑うのを忘れてしまうことがあります。仕事のストレスや家庭の問題、いろいろな不安などネガティブな要素で笑顔を忘れてしまいがち。でも、そういった辛い時こそ笑ってみる。
「笑う門には福来る」—これはただの迷信ではなく、実際に心理学的・生理学的に証明されているんです。笑顔が生み出すポジティブな波動が、まわりの雰囲気を変え、ラッキーやハッピーを引き込むんですよね。
まとめ
なにか辛いことがあったら、まずは笑い飛ばしてみること。今までやったことがなければいきなりやるのは恥ずかしかったり、難しかったりするかもしれません。慣れるまでは、口角を上げるだけからはじめてみてはいかがでしょうか?
トイレで鏡を見ながらやってみるのもいいかもしれません。誰かに見られると気まずいですが、これおススメです。ほんの少しでも笑おうとしてみると、不思議と気持ちが軽くなることに気づくでしょう。
辛い時こそ笑ってみる。「笑う門には福来る」笑いながら、時には立ち止まりながら、前を向いて進んでいきましょう。